長野県 入試問題傾向 まとめ

こんにちは!管理人のハルです。
今回は長野の入試問題の傾向をまとめてみましたので参考までにご覧ください。
 
 英語
 
 試験概要
時間:50分 満点:100点

リスニング、読解、会話文、英作文などの問題、長文総合2題の大問4問構成

小問数は38問前後とやや多めになっており、完文の記述式問題もある

時間的な余裕はあまりないため早く解ける対策をしておくこと

 

問題構成

  1. リスニング:絵を選ぶ、対話と質問、英文と質問が出題されている。
  2. 読解、会話文、英作文問答・応答、適語選択、内容一致文選択、整序作文、適語補充、条件作文が出題されている。
  3. 会話文内容一致文選択、内容把握、英問英答、適語補充、条件作文が出題されている。
  4. 長文総合、具体的内容指摘、適語選択、文整序、内容一致文選択、要約文の適語選択、適題選択が出題されている。

出題傾向、出題問題数、長文の分量などは例年通り。
リスニングは、短い英文と質問を聞いて内容に合う絵を選ぶもの、短い対話と質問を聞いて、その答えを選ぶもの、英文を聞いて、質問に対する正しい答えを選ぶものが出題される。
複合問題は、短い対話文中の空所補充、語彙に関する問題、英作文などが出題される。会話文では、語形変化や整序作文など、文法力を試す設問もよく見られる。英作文は、与えられたイラストに合う英文を書くものや、与えられた文章に自分の意見を述べさせるものが出題されている。
長文総合問題は毎年2問出題されており、内容把握に関する設問が多い。

  

対策

リスニング

あらかじめ選択肢を読んで質問事項を想定し、質問文の疑問詞を聞き逃さないようにしよう。

複合問題

語形変化や整序作文など、文法力を試す設問もよくある。

英作文は、イラストに合う英文を書かせるものや、文章に基づいて自分の意見を述べる問題が出題されている。

長文総合問題

内容把握に関する設問が最も多い

語形変化や整序作文などの文法問題や、内容を踏まえた英作文が出される。

英問英答が毎年出題されているので注意が必要。長文読解の総合力を養っておこう。

 

数学

 

 試験概要

時間:50分 満点:100点

制限時間は50分で、大問数は4題。設問数は合計30題ほどと多い

基本問題が中心のため、問題数と時間のバランスはとれている。

 

問題構成

  1. 小問12題の計算2題、平方根の計算、数の大小、合同条件、円周角2次方程式、 式の値、確率、反比例、標本調査、文字の利用(三平方の定理)etc
  2. 資料の活用・文章題・平面図形・2次関数中央値、理由の説明、方程式の立式と解、正方形の折り目、作図(角の二等分線、ふりこの長さと周期の関係)
  3. 関数(水量の変化)グラフの読み取り、関係式、条件を変えたときの様子、グラフの完成、求め方の説明
  4. 図形(長方形・平行四辺形)線分の長さ、回転体の体積、大きさの等しい角、 相似の証明、三角形の積

対策

ここ数年、各大問の出題内容はほぼ固定されている。

大問1

文字式・平方根の計算、方程式の計算問題、確率が毎年出題されている。
大問2

資料の活用、方程式の文章題、平面図形、関数などが融合された形で出題される。
大問3

関数で、水量、料金プラン、速さなど様々な事象を関数として捉える問題が出題。
大問4

図形の応用問題があり、円の性質や相似、三平方の定理、空間図形の基本的な解法をしっかりと身につけ、柔軟に応用できるよう演習を多くやっておくこと。証明問題も必ず出題されるので対策をしておこう。

 

難問は少なく、部分点が得られる場合があるため、それによって点差が開いてくるので日頃から分からない問題は自力で解くのではなく答えを見て解き方をノートに書き理解する習慣を身に付けていこう。

大問3で出題される関数は、放物線と図形といった一般的な出題の他に、水量の変化(2019年)・水温の変化/エレベーターの昇降(2018年)のように、与えられた資料を関数としてとらえる出題がある。このような問題では、問題文の読み取り、条件の把握など、深く考える習慣を身につけておくこと。毎年出題されるテーマが異なるので、他の都道府県のいろいろなパターン問題練習しておきたい

出題傾向は毎年大きな変化がないので、受験直前には方程式の文章題・作図・証明といった分野を重点的に確認しよう。

 

 国語

 

試験概要

時間:50分 満点:100点

大問は、論理的文章・話し合い・古典・漢字・小説の5問構成で、小問数は30前後。文章量は標準よりやや少なく、設問も比較的易しい。出題項目のバリエーションが豊富で問題数が多く、作文も出題されるので、解くスピードを身につけておきたい。

 
問題構成
  1. 論理的文章〈Ⅰ. 「読書の価値」森 博嗣 Ⅱ. 「身体が生み出すクリエイティブ」諏訪正樹〉漢字の読みがな(6問)、主語指摘(抜き出し式)、傍線部のように考えられる理由、傍線部のように筆者が考える理由(空欄補充の抜き出し式)、傍線部の内容把握(選択式)、指示語の具体的内容(空欄補充の抜き出し式)、読後で自分の考えを述べる作文(3語の使用指定で80~100字)
  2. 話し合い(Ⅰ. パネリストの意見発表 Ⅱ. パネリストによる討論 Ⅲ. フロアも参加しての全体討論 Ⅳ. 振り返り)発表の仕方の共通項(選択式)、司会者の対応方(記述式)、発言の説明(抜き出し式)、パネルディスカッションの特徴(選択式)
  3. 古文〈「沙石集」〉現代かなづかいに(2問)、主語把握(2問)、傍線部の内容把握(記述式)、傍線部の理由(抜き出し式)と実際の様子(選択式)、主人公の行動を言い表したことわざ・故事成語(選択式)
  4. 漢字短文内の傍線部に該当する漢字(同音異義語・同訓異字・同音異字各1問/いずれも選択式)
  5. 小説〈「ありえないほどうるさいオルゴール店」瀧羽麻子〉漢字の書きとり(2問)、表現から読み取れる真意(選択式)、場面構成(抜き出し)、登場人物の存在意義(選択式)、文章を基に会話する内容について適語を挿入する(抜き出し式)、文章中の表現効果について提示された条件に従ってまとめる(40~50字記述式)
 
 2019年度は漢字と古典の大問の順序が入れ替わり、古典では古文と漢文の書き下し文の2文が出題されていた。しかし、2019年度は古文のみである。

論理的文章は、人文科学的な内容を扱ったものが多い。文章が二つ並ぶこともある。設問は、本文の深い理解を問うものよりも、設問の指示や着眼点に従って答えとなる表現を探すものがよく出題される。

話し合いは、学校での討論の場面が多い。発言の意図を答える設問に慣れることができれば、全体的に非常にシンプルな問題なので解きやすい。

古典は、主語や会話文を指摘する問いが多いが、訳注をたよりに丁寧に考えれば、十分に解けるようになる。

漢字は、2017年度までは書きとりが出題されていたが、2018年度からは同音異義語・同訓異字など同じ読みの漢字から文意にあてはまるものを選択する形式になった。なお、3問目はこの2年とも四字熟語の一部が出題されている。

小説は、さまざまな題材のものが出題される。設問では、登場人物についての心情や人がらを問う問題はもちろん、表現にまつわる問題が頻出している。
 
 対策

論理的文章の最後には、文章の内容をふまえ、指定された語句を使い自分の考えを書く作文が出題されるので、同じような形式の読後作文に慣れておく必要がある。

小説では、記述問題の量は多くないが、30~50字程度のものが出題されているので、すばやく書けるように練習しておこう。

年々単純な知識よりも読解力を問う問題の配点割合が高くなってきているので、しっかりと取り組んでおきたい。

 

理科

 

 試験概要

時間:50分 満点:100点

全体の構成は大問が4つで、生物・化学・地学・物理分野の順となる。1つの大問は各分野の2つの単元に分かれ、その単元の内容を掘り下げて出題されることが多い。

大問ごとの小問数は10問前後で、合計40問程度。記号選択、語句記述、作図、計算、短文記述などさまざまな形式の問題がバランス良く出される。
暗記科目の理科では問題数が多く、解答の形式が豊富で、時間のかかる問題もあるため、早く正確に解けるようにしよう。

 

1.微生物のはたらき、イチゴの観察

Ⅰ. 分解者のはたらき、消化と吸収について

Ⅱ. 植物のつくり、生殖・遺伝について(記号選択6問、語句記述2問、短文記述3問)

2.化合・分解、酸・アルカリ・中和

Ⅰ. 酸化銅の還元について

Ⅱ. 塩酸と水酸化ナトリウムの中和について

 (記号選択3問、語句記述2問、化学式1問、計算2問、グラフ作成1問、短文記述1問)

3.月の運動 、地震のしくみ

Ⅰ. 月の満ち欠けの変化について

Ⅱ. 地震の伝わり方や緊急地震速報について

 (記号選択5問、語句記述2問、計算式の記述1問、計算1問)

4.手回し発電機、光の性質

Ⅰ. 電流と磁界、仕事、エネルギーの変換について

Ⅱ. 凸レンズについて(記号選択3問、語句記述3問、計算1問、作図1問、短文記述1問)

 

過去3か年の傾向

大問1

生物分野:リード文で実験が与えられ、その内容からの出題となっているパターンが多い。

大問2

化学分野:質量比や溶解度などの計算問題が必ず出題されている。また、グラフ作成や電離式、化学反応式も出題されている。

大問3

地学分野:作図や考え方を説明する短文記述が出題されることもある

大問4

物理分野:計算や短文記述の問題が出題、解答時間は多めにとろう。

 

 対策

各分野からおよそ2単元ずつとなる。苦手単元があった場合、その単元から出題されてしまうと、大きな失点につながってしまう。そのため、早い段階から苦手単元の克服をはじめておこう。

全体を通して、普段の学習の際に、単に知識を暗記して終わりではなく、実験・観察の目的や意味についても理解するようにしよう。

化学分野

化学反応式などの記述問題が見られる。よく出題される化学式・イオン式をまず確実に覚え、反応式や電離式の書き方を理解が大切。計算問題が必ず出題されているので、典型的な計算問題は最低限出来るようにしておこう。

物理分野

計算問題など解答に時間がかかる。他の問題に時間をかけすぎて物理分野を解く時間がなくならないよう、時間配分には注意。

 

社会

試験概要

時間:50分 満点:100点

過去3年間の大問数は4、小問数は40前後で、年度によって少しことなる。
試験時間に対する問題数は少なく感じるかもしれないが、論述問題も含まれているので、早く解く習慣がないと時間不足になりがち。
特に最終の問題は、統計をしっかりと把握した上で論述することが求められている。 そのため解ける問題は先に解いて時間配分も気にして解くようにしよう。

 問題構成
1. 地理(総合)と東北地方 (記述5題、選択6題、論述3題)
2. 日本史(総合)文化財から見た歴史 (記述1題、選択7題、論述3題)
3. 公民(総合)と関連問題 (記述4題、選択3題、論述2題)
4. 融合問題(地理/歴史/公民)これからの社会 (記述1題、選択2題、論述1題)
 
過去3か年の傾向

世界地理・日本地理に共通のテーマ、あるいはそれぞれにテーマが設定され、地図や統計・グラフの読み取り問題など。
雨温図の読み取り問題が必ず出されているので、対策しておこう。

・大問2で古代から現代までの歴史が日本史を中心に出題される。
略年表が示され、年表の内容についての関連事項が問われている。
写真を使った問題が多く出題されていることが特徴的。

・大問3で公民的分野について出題される。
政治・経済・国際の各分野から基礎的内容が中心に出題されている。
グラフや表、模式図などを用いた問題が多い。

・大問4は融合問題が出されている。
一つのテーマをもとに、地理・歴史・公民の各分野から出題。
最終問題は、統計を読み取ったうえでの論述問題が必ず出されている。

 

 対策

地理的分野
地域別の特徴をしっかりと理解し、地域同士の交流や関係性を確認しておこう。
資料集を活用して、雨温図や貿易・産業についての統計が示す内容をチェック

歴史的分野
年表を使った問題に強くなるには、世界史と日本史の内容と関係のある内容を抑えていくことが大切

公民的分野
政治・経済・国際のすべての分野が出題されるので、全体的に学習すること
教科書や資料集にある模式図や統計表を活用して、なぜそのような事象が起きたか、しくみや特徴をしっかり理解しておこう。

地理・歴史・公民各分野の融合問題
三分野とも基礎的内容をしっかり理解し、単語を覚えるだけでなく、その意味を簡単な文で説明できるようにしよう。

 

  まとめ

高校入試は範囲が広く苦手箇所の克服や対策が必要になってきます。また、時間配分も気にしなければなりません。そこで塾などの集団授業もいいですが家庭教師であれば苦手箇所を中心に指導してくれます。そうすることで解ける問題が増えてきて時間に追われずに解けるようになります。

家庭教師はその子にあったペースや学習の仕方、分からない所を教えてくれることで 毎日続けられ時間に余裕ができます。その分他の勉強に時間を費やせます。家庭教師のこともう少し知りたい方は下記に家庭教師の概要欄ありますので参考にして下さい。

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