群馬県 高校入試傾向 まとめ

英語

英作文をはじめ、記述力が問われる。書くことに慣れておこう!

試験概要

時間:45~60分 100点

  • リスニング4題・長文読解・会話文・長文総合・英作文の大問8題構成
  • 小問数は25~30問程度。比較的傾向をつかみやすい。
  • 選択式・記述式の両方が採用されており、記述式の中には、完文で書かせる英作文も見られる。

2019年度の問題構成

1. リスニング 6点

  • 対話文を聞いて内容に合う絵を選ぶ問題

2.リスニング 9点

  • 英文を聞いて絵の空欄を完成させる問題

3. リスニング 9点

  • 英文を聞いて、内容に関する質問の答えを選ぶ問題

4. リスニング 5点

  • 応答文を選ぶ問題

5. 長文読解〈メールのやりとり〉 15点

  • 適語選択が出されている(必要に応じて形を変える必要がある)

6. 会話文〈インターネット〉 15点

  • 応答文選択、内容一致文選択が出題

7. 長文総合〈職場体験実習〉 29点

  • 英問英答、内容把握、条件作文が出題

8. 英作文 12点

  • 場面を英語で説明する形式が特徴  

過去3か年の傾向

出題傾向、出題問題数、長文の分量などは例年通り。

リスニング

  • 対話文を聞いて内容に合う絵を選ぶ問題
  • 英文を聞いて絵の空欄を完成させる問題
  • 英文を聞いて、内容に関する質問の答えを選ぶ問題応答文を選ぶ問題

読解問題

  • 毎年空欄補充が出されている。

会話文の問題

  • 空欄にあてはまる適当な文を選ぶ問題

長文総合

  • 英問英答や要点を完成させるものがよく見られる
  • 長文を踏まえての作文も出されている。

対策

リスニング

  • 英文を聞きながら情報を整理してまとめる必要がある。

読解問題

  • 毎年空欄補充が出されている。
  • 語彙や文法の基本的なことが押さえられているかが試される。

会話文の問題

  • 全体の流れを理解し、会話中にあてはまる適当な文を選ぶ問題に慣れておこう。
  • 内容を把握しているかが試されるので、長文読解の総合力を養っておく必要がある。

英作文

  • 単独の出題で完文記述である。
  • 場面を英語で説明する形式が特徴的。
  • 英語で物事の説明ができるように、日頃から表現力を養っておこう。

数学

全学習範囲の基本内容を確実に身につけよう!記述対策も重要だ!

試験概要

時間:45~60分  100点

  • 大問数は6題で合計問題数が22~25題ほど。
  • 制限時間は学校によって決められている。
  • 作図、証明をはじめ、解き方を書く必要があるなど、記述問題の割合がかなり高い。

2019年度の問題構成

1. 独立小問11題 40点

2. 平面図形(角度) 10点

  • 角の二等分線の作図、作図によってできた角の大きさ、文字による説明

3. 連立方程式の利用 6点

  • 100硬貨と500円硬貨についての重さと金額

4. 平面図形(長方形の折り返し) 9点

5. いろいろな関数 17点

  • 図形の移動によってできる貸さないの面積

6. 複合問題(格子状の道) 18点

過去3か年の傾向

  • 大問1の独立小問題以外は、出題内容が年度によって異なる。
  • 各分野の基本問題を集めた独立小問題。
  • 大問1が配点の4割を占める
  • 大問2以降は各分野の応用問題が続く。
  • 2019年は平面図形の割合が大きかったが、2018年は資料の活用や確率がそれぞれ大問として取り上げられる。
  • 記述問題の比率が高いことはここ数年、変わっていない。

対策

  • 比較的難易度が低めでもあり、全問正解を目指して素早く正確に解答したい
  • 大問2以降の応用問題は全範囲の基礎的な内容をきちんと身につけ苦手単元をつくらないこと
  • 図形問題に重点
  • 過去にも点や図形の移動、折り返し、最短距離など様々な題材で出再されている。
  • 円の性質、合同や相似、三平方の定理など図形の性質への理解、根号を含む計算をよりスピーディーに行えるかどうかも重要だ。

 

国語

基本的な問題で確実に得点する力を身につけよう!

試験概要

時間:45~60分 100点

  • 論理的文章・小説・古文・漢文・漢字・話し合いの6問構成
  • 小問数は27問程度。
  • 古文と漢文が両方とも出題
  • 論理的文章で読後作文が出題されることが特徴的

2019年度の問題構成

1. 論理的文章〈「40億年、命の旅」伊藤明夫〉 36点

  • 漢字の読みが4問
  • 副詞の空欄補充の選択問題
  • 表現把握・内容把握に関する記述の読解問題
  • 自分の考えを述べる読後作文(140~180字)が出題

2. 小説〈「地に滾る」あさのあつこ〉 18点

  • 空欄補充、表現の特徴に関する選択問題と、心情に関する記述問題が2問出題

3. 古文〈「土佐日記」〉 11点

  • 仮名遣いと、古文についての話し合いから、空欄補充2問、理由説明の記述問題が出題

4. 漢文(「孟子」) 8点

  • 返り点、書き下し文の空欄補充、内容把握などを、漢文と書き下し文を対照して考える問題が出題

5. 漢字 12点

  • 漢字の書きとり4問と行書の特徴に関する選択問題が出題

6. 話し合い 15点

  • 会話文と資料について、発言の効果や、資料の読み取りに関する問題を出題
  • 会話文や資料の内容を踏まえて、自分の考えを説明する問題

過去3か年の傾向

論理的文章

  • さまざまな価値観を学び、考え方の幅を広げよう
  • 比較的読みやすいものが選ばれている

小説

  • 登場人物の生き方や考え方をテーマにしたものが多い

古文

  • 入試に頻出の作品からの出題が多く
  • 訳注を踏まえれば、理解できる

漢文

  • 書き下し文があるので、照らし合わせれば、特に難しい設問はない

スピーチや話し合いに関する問題

  • 2018年から独立して、大問6として出題されるようになった

対策

論理的文章の記述問題

  • 設問文を注意深く読んで、答えが書かれている場所を特定するヒントをつかむように心がける
  • 読後作文は、先に設問文を読んで、求められているテーマを頭に入れておくと、本文から必要な内容をつかみ、自分の考えをまとめやすくなる

小説

  • 心情変化の記述はよく出題されているので、本文から理由を読み取れるように、登場人物の言動の意味を考える練習をしておきたい

古文

  • 古文単語の理解を踏まえた設問も見られるので、基本事項は確実におさえておきたい

大問6のスピーチや話し合いに関する大問

  • 年度によってグラフやイラストなどさまざまな資料が組み合わされているので、多様なパターンに慣れておこう

 

理科

どの問題に時間を使うか、時間配分に注意が必要!

試験概要

時間:45~60分 100点

  • 大問が6つで、大問1と2は小問集合、大問3~6は、生物、地学、化学、物理から1つずつ出題されている。
  • 小問数は45問程度と多く、出題形式も様々であるため時間配分に十分注意してほしい。

2019年度の問題構成

1. 小問集合  16点

  • 4分野から基本事項の確認問題が各2問ずつ。(記号選択3問、語句記述1問、化学反応式1問、グラフ作成1問、計算1問、短文記述1問)

2. 小問集合 32点

  • 生物(刺激と反応)化学(溶解度)地学(惑星の動き)物理(光の性質)についての知識と理解を問う問題(記号選択8問、語句記述2問、計算3問、作図1問、短文記述1問)

3. 生物の成長とふえ方 12点

  • ニンニクの根の成長を調べる実験を題材として、細胞の分裂や成長についての知識と理解を問う問題。(記号選択2問、語句記述1問、短文記述2問)

4. 火山と地層 13点

  • 岩石の表面の観察結果から、堆積岩、火成岩についての知識と理解を問う問題。(記号選択2問、語句記述1問、短文記述3問)

5. 酸・アルカリ・中和 13点

  • 塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の混合について、中和反応の知識や理解を問う問題。(記号選択2問、イオン式1問、計算1問、短文記述1問)

6. 電力・発熱量 14点

  • 電熱線の発熱による水の温度変化の実験から、電流回路や発熱量と水の上昇温度の関係についての理解を問う問題。(記号選択3問、作図1問、計算1問、短文記述2問)

過去3か年の傾向

記号選択問題は少なく、語句記述、作図、計算、短文記述などが多く出題されている。

大問1

  • 1問1答形式の小問集合で、各分野から2問ずつ合計8問出題されている。
  • 計算問題なども含まれるので、ここで時間をとられると、後の問題を解く時間が減ってしまう。

大問2

  • 小問集合であるが、1つの小問がさらに小々問に分かれており、実際は短い大問が4つほどのボリュームがある。

大問3~6

  • 各単元を深く掘り下げており、短文記述や計算問題、作図も含まれるので、しっかりと理解していなければ解けないものも出題されている。
  • 短文記述の問題では、内容を理解していても文章でうまくまとめるのが難しいものもある。

対策

大問1・2

  • 小問集合ではあるが、出題形式が様々で、問題によっては解くのに時間がかかる問題もあり、ここで時間をとられると、後の問題を解く時間が減ってしまう。
  • そのため時間がかかりそうな問題は後回しにするなどの工夫も必要だろう

 

大問3~6

  • 大問3~6は、各単元を深く掘り下げた問題となり、出題形式も様々である。
  • 過去の入試問題を活用し、入試問題の雰囲気をよく理解しておくこと。
  • 短文記述の問題の対策として普段から観察・実験の結果や考察を自分なりにまとめ、言いたいことが伝わる文章になっているかの確認もしておこう。

社会

条件に応じた記述ができるようにトレーニングしておこう!

試験概要

時間:45~60分 100点

  • 過去3年間の大問数は7、小問数は40~44。
  • 試験時間が45分の場合は、テンポ良く解答していかないと、時間が足りなくなることもあるだろう。
  • 短文での論述問題の中には、語句指定がある問題や資料を読み取ったうえで論述する問題、短文の空欄中にあてはまるように論述する問題などバリエーションが多いことに注意しておこう。

2019年度の問題構成

1. 融合問題(地理・歴史・公民) 15点

  • 千葉県に関する問題 (記述2題、選択2題、論述3題)

2. 地理(日本/地方別) 13点

  • 新潟について (記述1題、選択3題、論述1題)

3. 地理(世界/地域別) 16点

  • インドとブラジル (記述2題、選択2題、論述2題)

4. 日本史(古代~近世) 15点

  • 日本と諸外国との関係 (記述1題、選択2題、論述3題)

5. 歴史(総合) 16点

  • 外国の影響を受けて変化した日本の社会 (記述4題、選択1題、論述2題)

6. 公民(経済) 12点

  • 商店街の活性化案から (記述1題、選択3題、論述2題)

7. 公民(総合) 13点

  • 現代社会の課題 (記述3題、論述3題)

過去3か年の傾向

大問1

  • 三分野融合問題が出題されている。一つのテーマを基にして、地理・歴史・公民の各分野の基本的な内容が問われている。
  • 長文ではなく、コンパクトな短文で説明しなければならない問題も出されている

大問2(日本地理)と大問3(世界地理)

  • 地域は世界・日本ともに限定されていることが多い(世界地理では2つの地域が問われることもある)
  • 地図を題材に、各地の自然・気候・産業・貿易などについて問われている。
  • 日本地理では地形図の読み取り問題が出される年度もある

大問4と大問5

  • 歴史的分野からの出題写真を多用した問題が目立っている。
  • 世界史の知識が必要な問題が出されている年度もあるので注意。

大問6と大問7

  • 公民的分野からの出題政治分野・経済分野が出題の中心だが、国際分野からの出題も見られる。
  • グラフや表からわかることを読み取る力を試す問題も出されている。

対策

地理・歴史・公民各分野の融合問題

  • 三分野とも基礎的内容をしっかり理解し、単語を覚えるだけでなく、その意味を、簡単な文で説明できるようになっておこう。
  • 地理的分野世界地理・日本地理ともに地図帳を利用するなどして、地域別の特徴をしっかりと理解しておこう。
  • 資料集を活用して、雨温図や貿易・産業についての統計が示す内容をチェックすることも忘れずに。
  • 歴史的分野写真を使った問題に強くなるには、資料集で一つ一つ写真のチェックをしておく必要がある
  • 何時代に関係があるのか、誰と関係があるのか、といった視点で確認していこう。

世界史

  • 世界史は日本史の内容と関係することがらをしっかりとチェックしておこう。

公民的分野政治・経済・国際

  • すべての分野が出題されるのでかたよりのある学習は効果がない。
  • 教科書や資料集にある模式図や統計表を活用して、さまざまなことがらのしくみや特徴をしっかり理解しておこう。

まとめ

高校入試は範囲が広く苦手箇所の克服や対策が必要になって時間配分も気にしなければなりません。そこで塾などの集団授業もいいですが家庭教師であれば苦手箇所を中心に指導してくれます。そうすることで解ける問題が増えてきて時間に追われずに解けるようになります。

家庭教師はその子にあったペースや学習の仕方、分からない所を教えてくれることで 毎日続けられ時間に余裕ができます。その分他の勉強に時間を費やせます。家庭教師のこともう少し知りたい方は下記に家庭教師の概要欄ありますので参考にして下さい。

   ↓

 https://harublo.hatenadiary.com/entry/2020/02/04/223823