福島県 高校入試傾向 まとめ
英語
長文の読解力と英作文の記述力がポイント!
試験概要
時間:50分 満点:50点
- 例年、リスニング、文法・英作文・読解の複合問題が1題、英作文、会話文、長文の大問5問構成となっている。
- 小問数は32~36程度で標準的な問題量。
2019年度の問題構成
1. リスニング
- リスニングは対話文を聞いて、内容に合う絵を選ぶ問題
- 英文を聞いて、内容に合う英文の空所を埋める問題
- 応答文を選択する問題
2. 文法・英作文・読解
- 複合問題は英文の空所にあてはまる語句を選ぶ問題
- 整序作文、短い対話文中の応答文を選ぶ問題
3. 英作文
- 英作文は与えられた日本語に従って英文の空所にあてはまる語句を答える問題
- 日本文をそのまま英語に直す問題
4. 会話文〈修学旅行〉
- 適語選択、絵整序、内容一致文選択、要約文の適語句補充が出題
5. 長文総合〈コーヒー〉
- 適語選択、指示語の内容指摘、適文選択、内容一致文選択、英問英答、条件作文が出題
過去3か年の傾向
リスニング
- 対話文を聞いて、内容に合う絵を選ぶもの、英文を聞いて、内容に合う英文の空所を埋めるものなどが出題されている。
複合問題
- 英文の空所にあてはまる語句を選ぶもの、整序作文、短い対話文中の応答文を選ぶものが出題されている。
英作文
- 与えられた日本語に従って英文の空所にあてはまる語句を答えるものと、日本文をそのまま英語に直すものが毎年出題されている。
長文と会話文
- 内容に一致する文を選ぶ問題や、英文を起こった順に並べかえる問題など、内容把握に関する設問が大部分となっている。
対策
リスニング
- 英文の聞き取りとともに要点を把握する練習が必要である。
文法、整序英作文
- 文法項目や連語の復習をしておくとともに、会話の応答パターンにも慣れておこう。
英作文
- 英作文の量は多くないが、関係代名詞や接続詞を含むやや複雑な文となっており、総合的な文法力、作文力が必要とされている
長文と会話文
- それぞれ1題ずつの出題となっている。
- 内容に一致する文を選ぶ問題や、英文を起こった順に並べかえる問題など、内容把握に関する設問が大部分となっている
- しっかりとした長文読解力が必要とされる
- また英問英答が毎年出題されているので疑問文に対する答え方に習熟しておくことも必要。
数学
前半部分を取りこぼさないこと。後半の応用問題に対する準備を十分に!
試験概要
時間:50分 満点:50点
- 50分の制限時間で、大問数は7、合計問題数が25題ほど。
- ほとんどが基本~標準の難易度で収まっており、時間内に十分対応が可能な量である。
2019年度の問題構成
1. 独立小問5題
- 数の計算2題、式の計算、平方根の計算、反比例
2. 独立小問5題
- 因数分解、不等式の表現、水量変化のグラフ、円柱と円すいの体積比、対称移動した三角形の作図
3. 資料の活用・確率
4. 連立方程式の利用
- ノートと消しゴムの売れた数と金額
5. 平面図形
- 証明(合同)、円周角
6. 関数
- 直線の式、動点と三角形の面積
7. 立体図形
- 正四面体上の線分、線分比、体積
過去3か年の傾向
大問1・大問2
- 各分野の基本問題を集めた独立小問題。
- 計算問題、関数や図形の基本事項が出題される。
- 2019年には作図問題が出題された。
大問3
- 資料の活用と確率の単元からの出題。
- 解答を選択し、その根拠を説明する問題が含まれる。
大問4
- ここ2年連続して連立方程式の文章題が出題された。
- 求める過程を記述するなど、思考力・表現力が必要である。
大問5
- 平面図形の証明
大問6
- 関数と図形
大問7
- 立体図形の出題。
出題形式は一般的なものが多く、全体として、出題される単元や形式はほぼ固定している。
対策
大問1、2
- 一つ一つ丁寧に解いて、確実に点を取れるように日頃から単純なミスをしないように心がけること。。
大問3以降
- それぞれの初めの設問では基本的な出題が多いので、確実に得点したい。
各大問の後半
- 難度の高い出題も含まれ、特に立体図形は、条件を自分で図に書き入れ、空間的なイメージを持って解くことが必要になる。
- 平方根や三平方の定理を利用した計算を、速く正確にできるようにトレーニングしておくことも重要。
※後半の応用問題を解く時間を確保するには、前半の基本問題をいかに速く解答することが重要。
※日頃からスピードを意識した演習を繰り返すようにしよう。
国語
読解力・記述力・スピード、いずれも高いレベルが求められる!
試験概要
時間:50分 満点:50点
- 大問は国語の知識・韻文・古典・小説・論理的文章・作文の6問構成
- 小問数は30問程度。
- 選択肢の分量と記述量が多いので、限られた時間で問題を解く力が必要である。
2019年度の問題構成
1. 国語の知識
- 漢字の書きとりが4問
- 四字熟語の正しい使い方に関する選択問題が1問
2. 俳句
- 説明にあてはまる俳句を選択する問題が2問
- 俳句の鑑賞文の空欄に入る言葉を答える問題が2問
3. 古文〈「戦国策」〉
- 仮名遣い、要旨把握、文章に関する会話文の空欄補充の問題が出題
- 25字以内の記述問題がある
4. 小説〈「流星と稲妻」落合由佳〉
- 漢字の読みが2問
- 心情把握、理由説明、表現の特色などの読解問題が6問
- 60字以内の記述問題
5. 論理的文章〈「知の体力」永田和宏〉
- 漢字の読みが2問
- 文法が1問、内容把握、段落の働き、要旨把握などの読解問題が5問
- 60字以内の記述問題がある
6. 作文
- 修正前後の2つの文章について比較・分析し、自分の考えをまとめる資料作文(150~200字)。
過去3か年の傾向
大問1
- 2017・2018年は文法、2019年は四字熟語に関する問題が出題された。
- 韻文は、2017年度は詩、2018年度は短歌、2019年は俳句が出題された
古文
- 訳注がくわしいので、現代文と同じ感覚で読むことができる。
漢文
- 書き下し文を含む場合もある。
小説
- 小中学生を主人公にしたものが多い。
論理的文章
- 考えること・感じることに関する文章が好まれる。
- 表現の抽象度がやや高いので、同じテーマの文章に慣れておくとよい。
作文
- 2017・2018年はグラフから読み取った内容をふまえて、2019年は2つの文章を比較・分析して、自分の意見を書く形式である。
対策
韻文
- 鑑賞文や選択肢から、カギとなる表現をすばやく見つけることがポイントになる。
古文
- 設問は「話し合い」形式の部分を通して細部まで問われるので、授業を受けている感覚で解き進めるとよい。
小説
- 問いの傍線は主に心情に関する部分に引かれ、「心情変化」や「共通する心情」を答える設問は難度が高いので、登場人物の言動からていねいに読みとっていく必要がある。
論理的文章
- 選択肢の問題でも、明らかに間違いだとわかるようなものは含まれていないので、ていねいに解答することを心がけたい。
- 文章を読むとき、段落の働きを意識しながら、内容をおさえる練習をしておくこと。
理科
すべての選択肢をしっかり読んでから正解を選ぼう!
試験概要
時間:50分 満点:50点
- 全体の構成は大問が9つで、大問1が小問集合、大問2・3が生物、大問4・5が地学、大問6・7が化学、大問8・9が物理分野から出題されている。
- 1つ1つの大問に含まれる小問数が少ないので、50分で十分にこなせるだろう。
2019年度の問題構成
1. 小問集合
- 血液循環、太陽の動き、化学電池、浮力についての基本的な問題。(記号選択2問、語句記述1問、計算1問)
2. 植物のつくりとはたらき
3. 進化、遺伝
- セキツイ動物の進化と遺伝についての知識と理解度を問う問題。(記号選択3問、語句記述2問)
4. 火山と地層
- 地層の観察の記録から、堆積岩や地層の重なり方などの知識や理解度を問う問題。(記号選択4問、語句記述1問)
5. 環境問題
- 地球上の水の循環についての知識や理解度を問う問題。(記号選択2問、語句記述1問、計算1問、短文記述1問)
6. 鉄の化学変化
- 鉄の酸化と鉄と硫黄の化合についての知識と理解度を問う問題。(記号選択3問、化学反応式1問、計算1問)
7. 水溶液の性質
- 水溶液を判別する実験から、気体の性質やイオンなどについての知識を問う問題。(記号選択2問、語句記述3問)
8. 光の性質
- 半円形レンズを用いた実験から、光の屈折や反射の性質についての理解度を問う問題。(語句記述1問、計算2問、作図1問)
9. 電磁誘導、エネルギーの変換
- コイルに磁石を近づける実験から、電流と磁界の関係やエネルギーの変換についての理解度を問う問題。(記号選択3問、語句記述1問、短文記述1問)
過去3か年の傾向
大問1
- 各分野から1題ずつ出題されており、基本事項を問う問題となっている。
大問2・3の生物分野、大問4・5の地学分野
- 基本的な内容で記号選択が多いが、選択肢が多かったり、空欄すべてに正しく言葉が当てはまっているものを選ぶようなものもある。
- 計算問題も出題されることがあるが、難易度は高くない。
大問6・7の化学分野、大問8・9の物理分野
- 計算問題の出題が多いが、教科書の内容をしっかりと理解できていれば対応できる難易度である。
対策
大問1
- 基本的な内容の確認が出題される大問1での減点は命取りになる。
- 受験までの早い段階で、中学1年・2年で学習した内容は総復習しておこう。
大問2・3の生物分野、大問4・5の地学分野
- 選択肢が多く、しっかりと理解していなければ正答を選べない問題があるため、すべての選択肢をよく読む癖をつけておこう。
大問6・7の化学分野、大問8・9の物理分野
- 出題される計算問題の難易度は決して高くないので、教科書にのっている重要な公式の使い方や、その内容をしっかりと理解しておこう。
- 化学分野で化学反応式が出題されることもあるので、教科書に出てくるものに関してはすべて書けるようにしておこう。
社会
資料の読解を素早くこなせるように学習を進めよう!
試験概要
時間:50分 満点:50点
過去3年間の大問数は6、小問数は45ほど。
- 試験時間は50分だが、短文で説明する問題も多く、テンポ良く解答していかないと、時間が足りなくなることもあるだろう。
- 確実に解答できる問題から進めていくといった柔軟さが必要
2019年度の問題構成
1. 地理(世界/全域)
- 各地の様子(記述2題、選択5題、論述1題)
2. 地理(日本/地域別)
- 中国・四国地方(記述2題、選択6題)
3. 日本史(総合)
- 日本と諸外国とのつながり(記述2題、選択4題、論述1題)
4. 日本史(総合)
- 郷土の歴史(記述4題、選択3題、論述1題)
5. 公民(経済)
- 現代日本の課題(記述4題、選択2題、論述1題)
6. 公民(政治)
- 日本の政治(記述3題、選択3題、論述1題)
過去3か年の傾向
大問1で世界地理が、大問2で日本地理が出題
- 世界地理・日本地理ともに地図を題材として、各地域の様子などが問われている
- 地図・統計表・グラフなどが多用されており、日本地理では地形図を用いた出題もある。
大問3・大問4
- 歴史分野についての出題がある。古代~近世、近・現代にわたる時代について、大きなかたよりなく出題されている。
- 地図やカード、特に年表を題材とした出題が多くなっている。
- 一部の問題には、世界史の知識が必要な場合があるので注意しておきたい。
大問5で経済分野、大問6で政治分野
- 政治分野・経済分野が中心だが、年度によっては国際分野から出題されることもある。
- グラフや統計表などからわかることを読み取る力が試されている問題もある。
対策
地理的分野世界地理・日本地理ともに地図を使った問題が多い
⇒学習の際には必ず地図帳を活用しながら理解していこう。
⇒地形図の基本的な知識についても確実に身に付けること
歴史的分野年表を使った問題が多い
⇒学習する際には必ず自分で写真や絵なども用いた年表を作成してみよう。
世界史
⇒日本史の内容と関係することがらをしっかりとチェックしておこう。
政治・経済・国際の各分野
⇒教科書や資料集にある模式図などをうまく活用して理解を深めよう。
⇒統計表やグラフの内容を読み取ったうえで論述することが求められる。
⇒単語を覚えるだけでなく、文章で表現ができるように練習を積んでおく必要がある。
まとめ
高校入試は範囲が広く苦手箇所の克服や対策が必要になって勉強する時間やペース配分を気にしなければなりません。そこで塾などの集団授業もいいですが家庭教師であれば苦手箇所を中心に指導してくれます。そうすることで解ける問題が増えてきて時間に追われずに解けるようになります。
家庭教師はその子にあったペースや学習の仕方、分からない所を教えてくれることで 毎日続けられ時間に余裕ができます。その分他の勉強に時間を費やせます。家庭教師のこともう少し知りたい方は下記に家庭教師の概要欄ありますので参考にして下さい。
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